ぎっくり腰などの急な痛み
ぎっくり腰、肘、膝、肩の急な痛み
症状と対処法
ぎっくり腰、肘、膝、肩の痛みなど何の前触れもなくやってくることが多いです。ここではそんな急な痛みの対処法を紹介していきます。
ぎっくり腰

ぎっくり腰が発症し、症状がかなり重い場合は腰に負担がかからない楽な姿勢をとりましょう。楽な姿勢は基本的に、膝を軽く曲げて横向きに寝る、低めの台に足を載せてあおむけになるなどです。この姿勢でしばらくは安静にしましょう。
発症から2~3日経過し少し楽になってきたら、動かせる部分を少しずつ動かすようにします。理由は、動かないと腰痛と関係の深い背筋が弱ってしまい、回復が遅れてしまうからです。ぎっくり腰になった場合は楽になるまで安静にし、徐々に動かすようにしていきましょう。
肘・膝の痛み

肘や膝などの関節の急な痛みは変形性関節症と呼ばれるものが多くの原因と言われています。私たち人間の関節は、軟骨がクッションとなってスムーズな動きを実現しています。その軟骨は、年齢が進むにつれてすり減って周りに炎症を起こすのです。肘の軟骨や膝の軟骨はすり減るともう元には戻りません。
膝肘の痛みは、慢性的になると少し動かしただけで痛くなるので動かす頻度も減り、筋肉も弱ってきてさらに動かさなくなるという悪循環に陥りやすいです。関節の痛みが急に出てきたら、日常的にサポーターを付けるなど関節の動きを補助してあげるようにしましょう。
膝、肘周りの筋肉を鍛えておくのもお勧めです。
肩の痛み

肩の痛みもある日突然やってくることがあります。昨日までは何でもなかったのに、突然激痛が走り、肩が1mmも上がらなくなるという経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
肩が上がらなくなった場合、ニュートラルポジションと呼ばれる肩に負担がかからない肩のポジションを意識すると良いでしょう。両脇を軽く開けて肘をひじ掛けに置いた姿勢や、横向きに寝る場合は抱き枕を抱えるなどすると肩に負担がかかりません。
ちなみに、気を付けの姿勢は肩にかなり負担をかけているので肩がいきなり痛くなったときはこの姿勢をやめるようにしましょう。